里山再生プロジェクト

戦後、政府主導で行われた植林事業。ここ日高でも谷の底から山のてっぺんまで杉や檜で覆われている場所が数多くあります。木造から鉄筋コンクリートの時代となり、また輸入木材の価格に押され、植林された杉・檜が放置されているのは日高に限った問題ではありません。そして放置された植林の山には光が届かず、下草も消え、野生動物が住処を失って里に降りては「駆除」され、また山は保水力を失って川の水量も昔よりもずいぶん少なくなっているそうです。

日高には昔20以上の水車があったそうですが、今は観光用に巾着田に作られたもの以外には残っていません。その復活について考えた時に、山の再生から取り組まなければならないことに、愕然としました。遠い道のりです。しかし一歩一歩進めていかなくては。間伐を進め、山に光が差し込むようにし、また広葉樹への植え替えが可能な場合には植え替えを進め、野生動物も安心して暮らせる山に、そして水車がくるくると回る豊かな水辺が再生できるように、里山再生プロジェクトが始まります。

間伐作業のお知らせ

市内の山の間伐作業を、2012年4月から月に一回、毎月最初の日曜日の午前10時から12時に行っています。間伐した木は、子どもの遊び場作りに利用している他、欲しい方は自由に持って帰ることができます。作業日は2012/4/1、5/6、6/3、7/1、8/5、9/2、10/7、11/4、12/2です。

以下はこれまでの作業の報告です。

2012.2.11

山に入って落ち葉はきをしました。

上のほうから大きなレーキでどんどん落ち葉を下へ掃き落としていきます。

みるみる山盛りになっていく落ち葉を大きな袋にぎゅうぎゅうに詰めて、畑まで運び温床や堆肥に使います。

 

軽い落ち葉も風呂桶みたいな巨大な袋にぎっしり詰まるととても重たく、坂を転がしたり引っ張ったりしてみんなで下まで運びました。

子どもたちも参加して、滅多にない経験に大興奮!!

2012.4.1

清流川沿いの檜の間伐作業を行いました。

年輪を見てみると20年まではぐんぐん大きくなっているのに、そのあとの10年はほとんど大きくなっていない。つまり混みすぎて成長がほとんどできない状態になっているということが読み取れます。

お問い合わせ

地域循環型の暮らしを進める

日高市民の会

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